2012/07/18
Il viaggio di Sardegna ’11 -31-

2011年サルデーニャ州の旅話。
前回のお話は、こちら
見学の後は、パーネ・カラザウを使った料理を作ってくれて、
みんなでお食事。
お湯でボイルした、パーネ・カラザウに、
トマトソース、ペコリーノ・サルド(羊のチーズ)をかけ、3層に重ね、
ポーチ・ド・エッグをのせ、
出来上がり。
見た目、素朴な「 Pane Frattau パーネ・フラッタウ 」です。
出来上がりと共に、「 subito,subito! スービト、スービト!」「 ? 」
すぐさまに、フォークとナイフで卵を潰し、
「 巻いて巻いて、横も包んで、巻いて巻いて! 早く、早く! 」
と、藤田さんの声が飛んで来ます。
上手く巻けたかわからないまま、
一口、頬張ると、見た目だけじゃなく、味もなんとも素朴。
トマトソースとチーズの酸味に、とろんと卵の黄身、そして、
茹でたパンがなんとも不思議。いくらでも食べれそうなくらい。
とっても美味しかった!
こちらも、次のサルデーニャ特集でご紹介します。
去年食べた方も、初めての方も、
ぜひ、サルデーニャを感じる一皿、ご賞味くださいませ。

そして、熱々のセアダス。
庭で取れた果物で作ったリキュールに、
フルーツにと、たくさん頂きました。
しかし、アルビーノさんは面白かった。
アルビーノさんはどうも話を大きくする癖があるらしく、
昔の武勇伝を真剣に聞く私たちに、ルチアさんと藤田さんが、
「 うそ。うそ。」なんて、茶化しながらの会話。
そんなアルビーノさんが、途中、私たちを連れ出して、
連れてってくれたのは、
大きな駐車場の奥にある、
空家。
なんでも、B&B(宿泊施設)をするべく、古い空家を買って、
一人で改築してるんだとかで、30分、延々と案内された。
(してくれた…ハハハ。)
裏庭でできた、Ficchi フィーッキ、イチジク。
超熟成された、手作りProsciutto プロッシュート、生ハム。
お酒が飲めないアルビーノさんの、手作り赤ワイン。
そして、町案内。
オリエナの町は、
とっても綺麗です。
でも、至る所に、壁画に描かれたこんな絵が。
黒装束の女性たち。
内陸部では、未亡人になると、死ぬまで黒づくめの服を着るそう…。
祭りの風景。
こんな町を表す絵もあれば、
政治的背景を持つ、独特の絵もある。
鎖に繋がれた人と、火を放つ人。
銃をもつおばあちゃん。
オリエナでも有名な壁画らしい。
日本やイタリアでも都会で見るような、あの落書きとは、全く違う壁画。
とっても、面白かった。サルデーニャに少し近づいた感じ。
ルチアさん・アルビーノさんありがとうございました!
あっ、最後に、マダムも思い出して笑ってた話が。
イタリア人って、オートマ車ってあんまり(ほとんど)乗らないらしいんですけど、
アルビーノさんが、町に行く時、私たちのオートマを見て、
運転させてくれ!って。
それが、右足でアクセル、左足でブレーキを、同時に踏む有様。
途中で諦めてたけど、面白そうに運転してましたよ。
こっちは、ハラハラドキドキ。お茶面なサルデーニャ人でした。。。
オリエナは、みんなSimpatici シンパティチ、親切で、温かい人たちばかり。
次、行く町も、いいところでありますように!
島の中央の西、Oristano オリスターノへ向かいます。
お楽しみに!

クッチーナのアラカルトメニューもどうぞ!

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