Calabria -34-
2019/11/13
【 アルブレーシュ編 No.9 】
『 チヴィタ ‐6‐ 』
‐ 初めてまじかで見る鷹たち ‐

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再びこの場所へ。
ここは、『 I sette venti del Pollino 』。
カラブリア州でたった一軒の、
猛禽類の保護活動をしている
『 イ・セッテ・ヴェンティ・
    デル・ポッリーノ 』です。

こちらがその代表の方。そう、トリュフ狩りに
連れていってくれた、
実は、カラブリア唯一の鷹匠、
ロベルトさんです。

前回は、こちら

敷地内に入ると、
まず番犬がお出迎え(左上)。
そして、あちこちで走り回る
鶏たち。

まわりには、
オリーヴの木も所有。
ここでも、
全てが自給自足の世界。
自然いっぱいの中で暮らす、
ロベルトさん一家です。

まず、家族みんなと一緒に、
ランチをいただきます。
自家製チーズにサラミ、
トマト、オリーヴ、ジャガイモなどの
野菜料理。
そして、フルーツ。
山での朝食と同じく、
全て手作りで素朴な料理。
決して贅沢ではないのに、
とっても贅沢な気分。
ポッリーノの風も心地良い、
午後の2時ごろです。
食事の後は、ゲーム。
ここに現れたのは、
街の案内をしてくれた彼(中)。
(ごめんなさい名前が…)
この辺りで採れた石や、
動物の標本の、
名前あてゴッコ。
私達3人が順番に目隠しをして、
手の感触だけで、
何かを当てるというゲーム。
ロベルトさんの息子2人と
お嬢さんも一緒になって、
私達を楽しませてくださいました。

そうこう盛り上がってるうちに、
3時半。
やっと、他の旅行者のグループも
到着し、鷹ガイドの始まりです。

まずは、フクロウや鷹。
跡継ぎを目指し、
修行中の長男君が、
ここを担当(上)。
白い可愛いフクロウが、
(barbagianni)メンフクロウ。
その横が、
(poiana ferruginosa)アカケアシノスリと
呼ばれる鷹の一種です。

ポッリーノ国立公園内の
猛禽類(モウキンルイ)固有種は、
ほぼ絶滅の危機にあるらしく、
ここでは、鷹匠として
保護活動だけでなく、
繁殖も進めているといいます。
ロベルトさんは、
全部合わせて30種もの
猛禽類と暮らしているそうです。

1時間くらい案内され、
フクロウなどの生態の
説明を受けた後の、
メインイベントが、大鷲のショータイム。
大きな羽をばっさばさと、
その迫力は凄く、
するどい目つきで回りを
見渡します。
が、決して、
目を合わせてはいけないそうで、
みんなドキドキしながらの
観察です。
(なんでも、一度、目を合わせると、
 顔を覚えられ、
 どこかで再び出会ったとき、
 襲われるかもしれないと言います。
 それが、隣の町の距離であろうと。。。)

さて、
もう一つの楽しみが、
触れ合いタイム。
まずは、
小柄な鷹を腕に乗せて。
ちょっと慣れたところで、
目隠しされた大鷲を乗せて。
腕の上ではおとなしいのですが、
それでも、
目を合わせてはいけないと、
若干ビビリながらの
写真撮影でした。

ポッリーノ国立公園の麓。
ラガネッロ渓谷の素晴らしい眺めを
味わいながら、
初めての鷹匠との出会いを
楽んだ一日でした。

最後に、
マッキアちゃんのお見送りを受けて。
‘早く立派なトリュフ犬になってね!’

カラブリア旅日記もあとしばらく。
次回もぜひ見てください‼‼‼

も宜しく。
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