2012/09/06
Il viaggio di Sardegna ’11 -42-
2011年サルデーニャ州の旅話、8日目の9月10日。
市場を見た後、午後は、料理教室に。
智子さんに向かえにきてもらって、
カリアリに近いアッセミーニという町に向かいます。
前回のお話は、こちら。
こちらが、藤田智子さん。
今回の旅で、大変お世話になりました。
2000年9月、10周年の記念に、1ヶ月のイタリア滞在中の、
ワイナリーツアーで知り合った関西人。
いつしか、サルデーニャはオリスターノ在住に。
そして、日本へこの島の魅力を伝えるべく、
サルデーニャ=日本を行き来されている、パワフルなお方です。
興味ある方は、ぜひ、藤田さんのHPをご覧ください!
そして、みなさんもサルデーニャへAndiamo!
そして、こちらが、カルメッラさん。
今回、郷土料理を教えてくれる先生です。
まずは、fregola フレゴラ。サルデーニャ特集でもご紹介しております、
あのつぶつぶパスタ、フレゴラです。
Sa scivedda サ・シベッダ(サルダ語)と呼ばれるテラコッタで、
セモリナ粉にサフランと水を加えた卵を、
少しづつ、少しづつ、合わせながら、
ひたすら1時間くらいかけて、手で混ぜ混ぜして作ります。
(卵を使うのは、このアッセミーニだけだとか。)
右手のさらさらのセモリナ粉が、左手のように粒々感が増したら、
Bene ベーネ!
後は、天日干しして、完成。
この日は夜なので、オーブンで乾燥させてました。
オーナーは、次の作業に取り掛かります。
その横で、マダムが引き続きフレゴラ作りに専念。
藤田さんもそのお友達もお手伝い。
次は、サ・パナーダ。
ラルドとオリーヴ油を混ぜ込んだ生地を伸ばし、
予め、カルメッラさんが用意してくれた野菜の具を、
さらに丸型にした生地の上にのせ、
筒状にして同じ生地でフタをし、
縁取りをして、出来上がり。
今日は、小さいサイズなのでパナディーナと呼びます。
パナーダは、それこそ小鍋ひとつくらいの大きさです。
具財としては、アッセミーニではうなぎを使うのが、
(羊肉を使うものもあるそうですが) 伝統だそうです。
他の地域では、仔羊、仔牛に豚肉のところも。
あっ、これは、初心者、私たちのいずれかの作品。
さておき、
次は、ジャガイモをマッシュして、
ベランダで摘んだミントのきざみと、ペコリーノチーズを合わせ、
イタリアの小麦粉、ファリーナ00に水を足しただけの生地を、
丸い形に成形した上にのせ、包んで、
出来たのが、Culurgiones クルルジョネス。
綺麗に、パスタの名のごとく、麦の穂のようです。
ある一角をつまんだら、キュッ、キュッ、キュツ、と、
交互に生地を摘んで重ねて、繰り返すだけなんですが、、、
何回も作ってる手元を見ても、この早業は無理!
なんとか、形づいたマダムと、少しは近づいた私。
しかし、この写真はそんな私たちの作品ではありません。。。
もちろん、オ・・・・。
もともとは、島の中心、東側のオリアストラ地方の伝統パスタ。
今では、サルデーニャ各地で食べれますよと聞いてましたが、
私たちが出会ったのは、テンピオのリストランテだけでした。
そこでも麦の穂のような形はつけられてなくて、
見ることはできなかったんですが。
さぁ、どれを見ても手の込んだ、手間のかかる料理ばかり。
パナディーナに、クルルジョネスと、成形に手間取ってる私たちの横で、
残ったセモリナ粉をもくもくと一生懸命、
フレゴラ作りをしてくれてたカルメッラさんでした。
5時に始まった料理教室が終わったのが8時ごろ。
楽しかった後は、試食タイム。
ん〜。ミントがきいてて爽やかな風味。
美味しい!
フレゴラ、やっぱりソースは、ムール貝のトマト風味。
作りは、機械とは全く違う食感と風味。
とってもとっても美味しい!
最後に、やっと焼けあがったパナディーナ。
野菜がたっぷり詰まって、これも美味しい!
どれもこれも、たっくさんの仕込みで、食べきれないほどでした・・・。
クルルジョネス、最後まで頑張って食べてた私、
後は辛かった。
でも、今日という日は、今日だけ。
思いっきり、楽しませていただきました!
カルメッラさん、藤田さん、ミユキさん、本当に楽しい時を、
ありがとうございました!
ぜひ、また行きたいサルデーニャ。
そのときもまた、宜しくお願いしたいなぁ〜。
さぁ、いよいよ、あと1日の旅話です。
あと少し、お付き合いのほどを。
クッチーナのアラカルトメニューもどうぞ!
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