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トスカーナの聖なるワイン‘ヴィンサント’ – Ristorante CUCINA

2013/7/18
Menu di Michelangelo−liquore digestivo−

ミケランジェロコースの紹介が終わった後は・・・、
食後酒のおすすめです!
ヴィンサント Vinsanto。
トスカーナ地方を代表的するデザートワインです。
Santo サント=聖なる ワインと呼ばれています。
パッシートのように、
収穫したブドウを陰干しして、糖度を高めて作られます。
歴史は古く、ギリシャからイタリアにワイン造りが伝えられた時代に、
普及したといわれています。
さて、こちらは、アレッツォ県、モンテヴァルキにある、
イ・セルヴァティチ社の2000年もの。
普通のワインより先駆けて収穫したブドウを3ヶ月ほど乾燥。
発行は小樽を使って3年間。
さらに2年の月日を小樽の中で熟成させています。
最低でも5年はかかるデザートワインです。
口に含んだ瞬間・・・、なんとも、
一言では言い表せない味わいです。

このヴィンサント、現地トスカーナで頼むと、
このように、カントゥッチ Cantucciがついてきます。フィレンツェは「 トラットリア・アルマンド 」で。
「リストランテ ブーカ・デル・オラフォ 」で。
*あまりにもたくさんの大きなカンツゥッチと、
ヴィンサントの量には、びっくりしました。。。

みなさんもご存知、このカントゥッチは、
2度焼きした固〜いビスコッティですが、
エスプレッソに軽く浸して食べるように、
ヴィンサントにも軽く浸して食べてください。
そして、今回、カスタニャッチョもご一緒に。
トスカーナの伝統菓子、カスタニャッチョ Castagnaccio です。

farina di castagne ファリーナ・ディ・カスターニェ 栗の粉に、
砂糖・塩・水を少しづつ注ぎながらよく練り、
刻んだ干しブドウ・松の実・くるみを合わせたら、
パイ皿に広げ、最後に、ローズマリー、EVオリーヴオイルをかけ、
焼き上げて、出来上がり。

しっかりした歯ごたえがあって、噛むごとに甘みが増し、
栗の風味が口いっぱいに広がっていく、
とったも素朴な懐かしさを感じるお菓子です。
昔、栗は小麦の栽培の困難な丘陵地帯だけでなく、
小麦が食べれない貧しい農民にとって、大事な食料だったそうです。
このカスタニャッチョも、300年前は、栗の粉と水だけ。
もっと、素朴な味だったんでしょうね。
ミェランジェロの傑作を観て、
こんな食後酒で、ちょっぴりトスカーナの旅に浸ってみませんか?!
Salute!!!

詳しくは、クッチーナのアラカルトメニューをどうぞ!

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