2014/06/09
La cucina Romana

季節のおすすめ−6・7月−の、
ご紹介です。
今回は、
『 L A Z I O 』
ラツィオ州の郷土料理です。ラツィオ州は、イタリアのど真ん中。
あまり馴染みのない州の名前ですが、
イタリアに旅したことがあるなら、
きっと訪れているでしょう。
それは、
イタリア首都のローマであって、
かつて、ラテン語では、
カプト・ムンディ=世界の首都、
とまで、呼ばれていた、
州都ローマがあるから。
ラツィオ州は5つの県があります。
西はティレニア海、
東はアペニン山脈に面し、
山合いからは、テヴェレ川が、
ローマの中心地を通っています。
ローマを一歩離れると、
自然豊かで、素晴らしい名所が
たくさんある地域です。

例えば、一昨年行った、チヴィタ・ディ・ヴァニョレッジョは、 ヴィテルボ県のボルセーナ湖近く。

郷土料理としては、
ラツィオ料理というより、
‘ローマ料理’として、
数多くの名物を楽しむことができます。
ぜひ、お楽しみください!
まずは、前菜から。
Antipasto misto
アンティパスト・ミスト。
スピアナータ・ロマーナ。
惰円形が特徴の脂身が入ったサラミ。
カルチョッフィ(アーティチョーク)
ガーリックソテー、
野菜のローマ風=レーズン・松の実入り、
アンチョビー風味のソテー、
ズッキーニのラグー詰め、
ペペローニ(パプリカ)のローマ風。
まほうのトマトを使った、
クロスティーニとお米の詰め物。
など、「 ローマの野菜料理 」
盛り合わせでご紹介。
そして、
Suppuli al telefono
スップリ・アル・テレフォノ。
俵型のライスコロッケ。
半分に割った時に、
中のモッツアレッラチーズの
糸を引く様子が電話(テレフォノ)
似ていることからついた名前だそう。
Trippa alla Romana
ローマ風トリッパ。
ミントが加わるのがローマ風。
ちなみにローマでは、
「 土曜日はトリッパは日 」って、
宗教的な習慣が言い伝えられています。
他にも、ローマ名物として、
下町のトラステヴェレや
テスタッチョ地区で生まれた、
「 内臓料理 」が数多く楽しめます。
古代ローマ時代から
政治や文化、宗教の中心地だったローマ。
各地からの移民や、
南北のさまざまな影響を受け、
人種が交わりあいながら、
もたらされた歴史の名残が、
ローマの伝統料理として、
今も息づいています。
ローマに行く時は、
遺跡巡りはもちろん、
これらの名物料理を
ぜひ楽しんでください!

次回は、プリモをご紹介します。
皆様のご来店、お待ちしております!

クッチーナのアラカルトメニューもどうぞ!

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