La cucina Valdostana
2016/12/12
『 フォンティーナチーズ 』。
ヴァッレ・ダオスタを代表するチーズ。
“山”と名のついた、牛の乳のチーズです。
苛酷な環境の中、
アオスタの人々を支えたのが酪農なのだとか。
牛を育て、乳を搾り、
チーズやバターを作ってきました。
だから、この地方は、
オリーブオイルというより、
バター(他にラード)を基本にした料理が
多いのは特徴です。

フォンティーナチーズは、
清浄な山の空気の中で放牧され、
高山植物を食べ育った牛から、
作られます。
特に夏の間に放牧された
牛の乳が最高なのだとか。

丸く成型されたチーズを、
このように3カ月ほど熟成。

そして、最後に、“山”のマークと、
“FONTINA”が押されて出荷されます。

もう一つ、ヴァッレ・ダオスタの特徴が、
イタリアでは珍しく名物パスタがないこと。
もっぱら、主食になるのは、
スープやポレンタ(トウモロコシの練り物)で、
それらにも、このチーズが使われます。
次回から、
このチーズを使った名物料理をご紹介。
クリーミーで香り豊かな
フォンティーナチーズ。
それぞれの料理で、
様々な味わいを感じることでしょう。
ぜひ、お楽しみください!


クッチーナのアラカルトメニューもどうぞ!

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