La cucina Romana
2019/07/06
「 ブカティーニ、アッラ・グリーチャ 」。
グリーチャ風(またはグリーシャ)は、
実は、ローマ料理でお馴染み、
“ アマトリーチェ風 ”の
原型といわれる歴史ある料理名。
材料はシンプルで、
炒めたグアンチャーレ
(豚ホホの塩漬け)と
玉ねぎ(あってもなくても)を炒め、
白ワイン風味に仕上げ、
パスタに絡め、
たっぷりのペコリーノチーズと
黒コショウをかけて
いただくソース。
アマトリーチェ風と違うのは、
トマトソースを使わないことと、
ポイントの辛みを
赤唐辛子でなく、黒コショウにすること。
まだトマトがイタリアに
伝わってないころの大昔、
グリシャーノという小さな村で、
夏の間、放牧に訪れる山の麓で、
羊飼いが作る羊のチーズと、
村で保存用に加工させる、
グアンチャーレが
合わさって生まれた、
まさに‘ 羊飼いの料理 ’。
いつしか、ほど近い
アマトリーチェ村で、
このグリーチャ風ソースに、
トマトソースが加えられ、
“ アマトリチャーナ (アマトリーチェ風)”
が生まれました。
そして、今では、こちらの方が、
ローマを代表する名物ソースと
相成りました。
(確かに、ローマのレストランで、
グリーチャ風をメニューに載せていたのは、
少なかったように思います。)
パスタは、
ブカティーニ=穴あきロングパスタ。
王道アマトリーチェ風を選ぶか、
このグリーチャ風を選ぶか。
どちらにせよ、
“永遠の都ローマ”を感じることでしょう!
皆さまのご来店を、
心よりお待ちしております!!!
も宜しく!
クッチーナのアラカルトメニューはこちらへどうぞ!
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