Calabria -24-
2019/09/19
『 フィウメフレッド・ブルーツィオ ‐3‐ 』
‐ 料理教室(2)…ラファエレの体にいい料理 ‐

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この方が、ボルゴディフィウメのオーナー、
ラファエレさん。
カラブリア出身の彼は、
実は、現在、ローマ在住で、
お医者さん。
ここ、フィウメフレッドは、
子供のころ訪れた思い出の場所で、
街の再建の為、
アルベルゴ・ディフーゾの取り組みに、
人生をかけているという。
前回はこちら
料理教室は、
レストアン“コン・ヴィヴィオ”にて。

(左・右上)玄関入ってすぐの部屋と、
(左・右下)海が見える奥の部屋。
(中右)その間の厨房。

ここで使われるものは、
全てオーガニック。
野菜は村で作られる自家製もの。

健康は、食事から。
その食事は、素材から。
その素材は、
種から健康でなくてはならない。
そして、お皿にのっているものは、
全てお応えします。
みたいなことが書かれている、
ラファエレさんの熱い思いが、
載った黒板が印象的でした。

さて、ここで、私達に、
地元料理を教えてくれたのは、
寡黙な料理人の
若きシモーネ君と、
事務方からお手伝いの
お喋り好きなアンドレアさん。
1⃣茹でたナスに、
イタリアンパセリ、
ペコリーノチーズ、卵、
パン粉などを合わせて、
お団子に仕立てて。
2⃣ペペローニとジャガイモを
炒めた後、
ズッキーニやナスを合わせ、
煮詰めて。
3⃣豚ミンチでミニ団子を作り、
ショートパスタを茹でて、

大きなバットに、
トマトソースを合わせたパスタ、
ミートボール、ゆで卵、
カチョカヴァッロチーズ、
黒豚のサラミを混ぜ合わせ、
パルミジャーノチーズをかけ、
オーブン焼き。

4⃣たっぷりのオリーブオイルに、
軽く小麦粉をまぶした
スライス状のジャガイモを詰め、
蓋で抑えて1時間。
1度ひっくり返して、
さらに30分じっくりと焼いた、
ジャガイモ料理。

最後に、
伝統的な保存食。
ズッキーニやナス、
ペペローニの酢漬け料理を
伝授してもらい、
料理教室が終了。

厨房で、村育ちのシモーネとアンドレアから、
仕事が忙しく大変な毎日の話を
聞きながら、
揚げたて 1⃣の、
「 ナスのポルペッティーネ 」の
あっつあつを頬張りながら、
クラフトビールで乾杯。

そして、その後は、海の見える小窓のある部屋で、
シモーネ君が最後に仕上げてくれた料理を、
いただきました。

まず、こちらは、店製の「 パンツァネッラ 」。
カラブリアでよく見かけた
カリカリパンと、
赤玉ねぎ、トマト、
ペペローニなどの野菜のサラダ。
(これがめちゃくちゃ美味しかった!!!)
これが、2⃣の「 チャンボッタ 」。
くたくたに煮込まれた野菜。
まさにカラブリアは野菜王国。
これも美味しい。
そして、3⃣の「 パスタ・キーナ 」。
具だくさんで手間のかかるパスタ料理で、
カラブリアの伝統的な家庭料理。
レストランではなかなか
お目にかかることのない料理を
味わえました。
次が4⃣の、フリッタータ・ディ・パターテ。
あんなにたくさんのジャガイモでしたが、
中までしっかり火が通っているのは、
落とし蓋の下では、
空洞が作られていたから。
そのお陰で、
中まで火が通り、ふっくらと、
周りも焼きすぎず、
ちょうどよく仕上がるのです。
それから、ジャガイモは、
全部、シラ山の産物。
エリさんおすすめの、
美味しい芋なのでした。

料理と共に、アンソニカ種の白ワインを、

締めに、
ベルガモットのシャーベットを
いただいて。
最後まで美味しいを
連発していた私達でした。
ご馳走様でした。

レストランの後片付けを
手伝っているみんな。
みんなが、あれもこれもと、
自分たちのできることで、
お客様をもてなす、
スペシャリストたちでした。
(マリアテレーザさん、
 朝ごはんでもお世話になりました!)
イタリアでディープな旅をしたい方、
ぜひ、
フィウメフレッド・ブルーツィオの
“アルベルゴ・ディフーゾ”、
体験してみてください。

『 maugi meglio,
vivi meglio 』

よりよく食べよう!よりよく生きよう!

次回もぜひ見てください‼‼‼

も宜しく。
クッチーナのアラカルトメニューはこちらへどうぞ!

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